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特別な手帳カバーのオーダー




過去何度か注文をしてくださっているお客さまが、先週私に連絡してくださいました。

「ふたつ穴リングの付いた、A5サイズの手帳カバーって作れる?



私は答えました。

「大丈夫だと思うよ、どんな作りにしましょうか」

そして、詳しく話を聞きました。



お客様は、市販の手帳カバーではなく、

お手製のリフィル入れてスケジュール帳にしている、とのこと。

そのカバーがボロボロになってきたので、革のカバーを作りたいとの相談でした。




お手製のスケジュール帳がどんなものが伺うと、

A5のコピー用紙に自分で穴を開けて、リングふたつを使ってまとめている仕様。

リングは、単語帳に使っているようなもの。

いわゆる市販の、ガチっと止まる二つ穴のバインダーの金具は付いていないようです。



そして、お話を伺っていると

市販の二つ穴のバインダーも良いけど、開いた時にパタンと180度開くことを優先したいといいます。


ふむ。少し考えます。


私は過去に手帳カバー(バインダータイプ)を作ったことがありますが、

どうもバインダーの金具を取り付けたカバーは、パタっと180度開かないのです。




私は話を続けながらお客さまの希望をまとめました。


お客様の希望は

▪️A5の二つ穴リフィルを閉じることができて

▪️カービング(シンプルな感じでアクセントに)入れてもらって

▪️バカバカ開かないように紐とかつけたい

▪️厚みが出ないようにしたい




話しながら、希望の形が見えてくることもあります。

こうやって全部希望を仰っていただいて、

それを踏まえて私の方で作りを考えて提案します。




これがその時の提案




そして私の提案した形の一つで、お客さまも納得のいく形が決まりました。


とっても単純な作りだけども、お客さまのドンピシャの希望に合うものができるかも!

私たちはもはや商品開発のよう!で楽しい時間です。

そうして、手帳カバーを作ることが決まりました。

(ありがとうございます!!)



しかも、模様を入れたいとのご希望。


最近私は額縁を作りたくて、装飾の研究をしているのですが、

どうやらそんな風合いで、お任せで!!!とのこと。



これは別で試しにやってみたもの

何とも嬉しいご依頼ではありませんか。

こんな嬉しい偶然ってあるのかしら。



お客さまはとっても整理整頓が上手で、ひとつひとつの持ち物もとてもこだわっています。

そんなお客さまのご希望するものを作ることになり、私はありがたさを噛み締めつつ、

頭の中は手帳をいろどる模様のことでいっぱい。


さて、楽しい制作が始まりそうです。

こちらはサンプル作りから。

夏休みなので、時間をいただきじっくり考えます。

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